天野隆の部屋 新着情報会社案内About meボイスマガジン著書紹介
応援します!職業会計人講演スケジュールメールマガジン
Home 今月のポイント
  天野隆の今月のポイント日本経済今後の主な予定
(2005年) 1月 | 2月
(2004年) 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月
(2003年) 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月
(2002年) 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月
(2001年) 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月
(2000年) 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月
■天野隆の今月のポイント(2004年7月)
「損益分岐点は下げるのではなく離れる」 (2004.7.15)
経営の言葉で「損益分岐点を下げると良い」という事が言われます。
 
(1) それは正しいかどうか
(2) 経営者の立場から検証してみましょう。
確かに固定費をコントロールすると損益分岐点は下がります。
 
(1) 損益分岐点は固定費÷(1−変動費率)で示され
(2) 分子の固定費が減少すれば
(3) 損益分岐点は下がります
(4) 腰の低い経営と言われます。
一方売上が伸び変動費が比例して伸びた場合(固定費は変わらず)
 
(1) 利益は多くなり
(2) 経営は安定していきますが
(3) 損益分岐点は変わりません。
(4) この現象は良い事なのに変わりませんというのは変です。
そこで提案です。損益分岐点と今の売上の距離を経営指標にしては如何でしょうか?
 
(1) それを経営安全率といいます。
(2) 算式は経常利益÷限界利益
(3) この%分売上がおちても損益トントンという率です。
(4) この率であれば固定費をコントロールしても上がりますし
(5) 売上が伸びて変動費が比例して伸びても上がります。
(6) 黒字企業の平均は8%です。15%を目指したいものです。
(7) つまり損益分岐点から離れると経営は安全になります。
損益分岐点は
 
(1) 下げるのではなく
(2) 離れる
(3) 経営者を応援する立場から言わせていただきました。
次回は「アテネオリンピックは4年に一度だから盛り上がる」を8月1日に書きます。
「決算書すっきりアドバイザー(R)試験が始まります」 (2004.7.1)
「決算すっきりシート(R)」を使った決算書の読み方・使い方がお蔭様でブームになっています。
私のセミナーは満員御礼が続き、セミナー依頼が来てもお断りせざるをえない状況です。申し訳ありません。書籍もお蔭様で売れているようです。
 
(1) http://www.amanotakashi.com/kouen.html(セミナー情報)
(2) http://www.amanotakashi.com/chosho.html(書籍情報)
そこで「決算すっきりシート(R)」を理解し使える方の養成し助けてもらうというプロジェクトが始まりました。
その方を「決算書すっきりアドバイザー(R)」と呼び、通信講座を受講し試験に受かった方に資格を付与しています。
 
(1) http://www.kessansho.com/shikaku.html
(2) 外部のコンサルタントとして、
(3) さらに社内で社長さんにアドバイスする人として
(4) 活躍して欲しいと願っています。
いよいよその「決算すっきりアドバイザー(R)」になるための試験が始まります。
 
(1) 今年の日程は7月17日(土)と10月16日(土)と決まりました。
(2) 試験問題を作成するプロジェクトチームがしっかりと準備をし、試験日を待つのみという準備が整っています。
(3) 今は受験する方を心から応援しています。
次回は「損益分岐点は下げるのではなく離れる」を7月15日に書きます。
Copyright FP STATION