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5月もこんな事がありました。 |
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経営者の方から電話を頂きました。沈んだ声で、「利益が出てしまいそうです……」 |
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経営者の方へ感情移入するのが私共の役目ですから「そうですか。利益が出そうですか…」と沈んだ声で答えます。 |
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利益が出たのになぜ両者で喜べないのでしょうか?それは利益が出るが(勘定合って)お金が無い(銭足らず)からです。 |
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利益が出ます。しかし売掛金、在庫、固定資産の何れかにお金が使われて手元にないわけです。よって税金払うために沈んだ声になるようです。 |
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週刊ダイアモンド5月17日号に興味深い話が載っています。 |
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稲盛和夫さんのお話です。バナナのたたき売り業の話です。売上が1000円、仕入れが800円で、200円儲かりました。売るための設備のりんご箱を100円で買いました。さてお金は残りましたか? |
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正解はりんご箱100円と税金100円で儲かった200円が無くなり手元のお金は0円が正解です。 |
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損益計算書では経常利益200円、税引き後利益100円です。 |
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キャッシュフロー計算書では、営業キャッシュフローは100円、投資キャッシュフローは−100円で、フリーキャッシュフローは0円になります。 |
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ではどうしたら良いのでしょうか。「キャッシュフロー経営」を実践すれば良いと思います。手元にキャッシュが残る事を意識した経営を実践することだと思います。そうすれば「勘定合って銭残る経営」になります。 |
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詳しくは『「キャッシュフロー経営」なら資金繰りがラクになる』に書きましたのでよろしければ読んでいただけると嬉しいです。 |
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次回は6月15日に「スランプになったら元気な時の生活習慣を思い出す」を書きます。 |